INTERVIEW #2
30代半ばから始めた
新しい仕事 育休も取得し、
仕事も暮らしも大切に
2016年入社 / 土木部所属
専門用語もわからず、
まさにゼロからの挑戦
私の経歴は少し特殊です。
調理師から力士になり、8年間にわたって大相撲の世界を経験しました。
相撲を引退した後は地元の大津に戻ってきたのですが、縁あって内田組で働くことになりました。
実は一時期作業員として建設現場で働いた経験もあり、当時はまさか自分が建設現場を監督する立場になるとは思ってもみませんでした。
土木についてはまったくの素人からのスタートでした。
現場管理といえば監督し、指示するだけという漠然としたイメージを抱いていましたが、思っていたのと全く違いました。
現場に出て作業環境を整えたり、協力会社の皆さんと意見を交わしたり、先を見越して段取りをする等、やることは多岐にわたります。
はじめて入った現場は高校のグランドの造成でした。
最初は専門用語もわからず、それが材料を指すのか、工法なのかもわからないぐらいでした。
しかし、内田組は情の厚い人が多くて、親身になって相談に乗ってもらったことをよく覚えています。
知識や技術も業務を通じて教えていただきました。
驚き戸惑った、
はじめての災害復旧の現場
建設業の社会的役割の一つに「災害復旧」があります。
もちろん内田組でも増水や土砂崩れなど、災害が起きた場合はいち早く現場に駆け付け2次災害を防止する仕事を任されます。
はじめて河川増水の現場に入ったときは本当に驚きました。
復旧工事とはいえまだまだ水の流れは強く、護岸のコンクリートが大きく削れて流されていたのです。
この光景を目の当たりにして
「こんな状態を本当に直せるの?」
「周囲の人の安全が自分たちにかかっているのか…」
と足がすくみました。
経験を積んだ技術者であれば、復旧のマニュアルが確立していることや二次災害を防ぐための二重・三重の安全対策があることを理解しているので、不安を感じることはないとわかるのですが…。
経験がなくおろおろしている私に先輩達は
「まず落ち着け。終わらない仕事はないから。いつもの通り一つひとつやっていくだけ。」とアドバイスしてくれました。
その言葉はいまでも仕事をしていく上で大切にしています。
子育て世代にもやさしい、
風通しのいい職場
育休も利用させていただきました。
出産に立ち会うことができたのはもちろん、妻と子の退院後しばらくたったころ、「奥さんも休める時間があったほうがいいよ」と育休を勧められたんです。
寝不足だった妻の代わりに家事育児をすることができました。
また、学校行事や家族旅行など幅広く育児目的で使える休暇もあります。
子どもの急な病気や行事の当番などは部署で相談して勤務時間を柔軟に調整させてもらっています。
入社から7年が経ち、現場を取り仕切る立場になった今、できるだけ個々の得意な仕事を振り分けて配置するよう工夫しています。
一緒にモノづくりをしていれば各自の得意不得意はすぐにわかるもの。
得意な分野は任せ、苦手な部分を支え、皆で力をあわせてチームで完成させることに面白さを感じます。
自分自身もまだまだ勉強中なので、スキルの高い後輩に教えを乞うこともあります。
また、現場では少なからず不測の事態が起こりますが、社内の風通しの良さに助けられていることも多々あります。
みんなでああでもない、こうでもないと解決策を出しあえる風土が内田組にはあり、困ったときには「これはあの人に聞けばいい」というスペシャリストが必ずいます。
そうやって自分自身の経験値も上げていければと思っています。
今いる社員だけでなくこれから内田組に入ってくる人にも「内田組に来てよかった」と思ってもらえる会社となるよう、私も微力ながら貢献できればと考えています。
やる気さえあれば、ゼロからでもサポートしてもらえる会社であることは私が証明しています。
どうか安心して入社してもらえたらと思います。